また、食品業界だけが、同法の行方を見守っているわけではない。
同法実施はオーガニック食品(残留農薬検査済み)の周辺産業に多大な影響を及ぼすと同時にビジネスチャンスも生むと思われる。
まず、真っ先に影響を受けるのは肥料・飼料メーカーであろう。
同法実施により肥料・飼料は使用が許可されるものと、使用が禁止されるものとがはっきりと色分けされるからである。
使用許可と見込まれる肥料・飼料とは、オーガニック食品(残留農薬検査済み)の認証を受けた牧草などの素材と、「国定物質リスト」で許可されたものに限られ、使用禁止と見込まれるのは一部の例外を除き化学物質でできたものである。
残留農薬検査