不測時マニュアルの弱点 その1(残留農薬検査)

「レベル0」や「レベル1」ぐらいの危機にはなんとか対処できそうなのだが、「レベル2」段階で用意している諸施策は、その現実性に希薄なものが多い。

(1)必要な農地が確保できるのかどうか
マニュアルでは四七〇万ヘクタールの田畑をフル稼働させることを想定している。

だが、日本の農地面積は2001年現在、すでに四八〇万ヘクタールを割り込んでいる。

それに、このところ毎年四万~五万ヘクタールぐらいのペースで減り続けていることを考えると、四七〇万ヘクタールを確保しておけるとは、楽観的すぎるのではないか。

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このページは、-が2013年7月24日 00:44に書いたブログ記事です。

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