ポストハーベスト農薬と呼ばれる理由は、収穫後の農作物の腐敗や発芽の防止、殺虫などを目的に、農薬処理することをポストハーベスト・アプリケーション(処理)と呼ぶことにあります。
輸入農作物のように条件の悪い輸送船で、長期間かけて運ばれてくると、発芽したり、虫がついたり、カビがはえるなどして品質が悪くなります。
これを防ぐために、収穫した後に殺虫剤や殺菌剤、防カビ剤など農薬をふりかけているのです。
1980年代後半に、アメリカ産のサクランボ、イチゴ、小麦などにポストハーベスト農薬が使われていることがわかり日本の消費者は衝撃を受けました。