世界のすべての国が食糧の増産に積極的に力を注いだわけです。
その世界食糧会議でいくつかの決議が出されてますが、その中でもやはり、世界の食糧の増産のために先進国はもちろん、開発途上国も努力するし、開発途上国のそういう努力に対しては先進国は援助を惜しまないのだということが決議されています。
当時の情勢はこのようなものでした。
しかし、現実にはどのような変化をしてきたかというと、かならずしも予想どおりにはなっていないわけです。
とくに開発途上国の中でもアジア諸国は非常な勢いで食糧の生産を伸ばしております。
世界食糧会議の後、FAOが中心になりまして『2000年の農業』という作業をして、1981年にその報告書が出ております。