カンクン閣僚会議の最終局面で、デルベス議長案(閣僚宣言第3次案)が提出され、結局論議がなされないまま決裂したが、議長案には上限関税に関して「非貿易的関心事項の観点から指定される極めて限定的な品目について例外扱いとする」という記述がカッコつきながら加えられていた。
いったい、どのくらいの品目が指定されるのか、10品目程度なのか、5品目なのか、2ないし3品目程度なのか、「<Φq=巨審島巨日げ29胃o含9ω」という文言の解釈が争点になったと思われ、当然、非貿易的関心事項の観点から指定される農産物はどの範囲のことをいうのか等、大きな論議を呼んだと考えられるが、残念ながら具体的な論議がすすまないまま決裂してしまった。