不可欠な非貿易的関心事項のルール化 その3(残留農薬検査)

わが国も含めてアジアモンスーン地域の農業の特徴は、コメの生産を中心とする水田農業に適しており、また、平地が少なく人口が多いことから、零細規模でもある。

さらに、わが国を除いてほとんど途上国であり、農村の貧しさは国によってはアフリカ諸国以上でもある。

自国の農業生産を守り、農村の貧困を解消するためには、市場アクセスの拡大以外の対策が必要である。

その意味では、農業生産が持つ多面的な機能を維持し、各国の農業が共存するルールを求めるわが国の要求は、これらアジアの国々に共通するものであり、議論がすすめばこれらアジアの国々の理解も得られるはずである。

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このページは、-が2013年5月15日 00:27に書いたブログ記事です。

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