経済状況の悪い国に簡易手続が適用されることが多い。
ウルグアイ・ラウンドでは、米国・カナダおよびECが第18条B節の濫用を防止し、輸入制限委員会の機能を改善するための宣言を採択することを提案した。
国際収支を理由として認められた輸入制限が、実際には特定産業保護のために恒久的に使われていて、国際収支不均衡の原因を治療するには有効でないことが認識されたからである。
第18条B節の適用条件を厳しくするこの動きに途上国は同調していない。
しかし、途上国のなかには産業の過保護を避け、経済を能率化させるために輸入制限の撤廃を進めている国が多い。
IMFや世界銀行が輸入自由化を借款の条件にしていることも途上国の貿易自由化を促進している。