この調査結果に基づき、1963年に先進国が実行すべき行動計画を途上国グループが提出した。
先進国は一定期限内に種hの貿易障壁を大幅に削減または撤廃することを要求されたが、当時急進的と考えられたこの要求に先進国はあまり応えることができなかった。
貿易障壁が低下しても、生産はさておき販売能力がなけれぽ途上国の輸出を伸ばすことがむずかしい。
第三委員会ではこの点が指摘され、ブラジルの提案で、1964年にガットの下部機構として国際貿易センター(ITC)が設立された。
ITCは日本のJETROの国際版である。
ITCは1968年にガットとUNCTADとの共管になり、今では職員300名以上を擁する国際機関として活躍している。