飢えの実感を持つ人 その2(残留農薬検査)

しかし、幼稚な農業技術の時代には、収量も非常に低く、しかも気象条件の変動ー長雨・日照り・暑さ・寒さなどによって不作・凶作になることはかなり多かったと思われます。

そのつど、多くの人々が空腹にさいなまれ、栄養不良で病気にかかりやすくなり、悪い時には死に致ったことも多かったでしょう。

このようなことが頻繁に生じ人々を苦しめてきました。

(1980)は過去六〇〇〇年間に8000回の飢え(飢饅)が生じていると報告しています。

この統計によると、毎年世界のどこかでかならず飢瞳が一回以上生じたことになります。

古い時代の記録は分からないので確たることはいえませんが、人間らしく直立歩行で生きるようになってからの二〇〇~三〇〇万年間を通じての人類の歴史は、"飢え"との二人三脚の旅であったといえるでしょう。

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このページは、-が2014年9月22日 16:46に書いたブログ記事です。

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