輸入食材の調達率(仕入れ金額べース)は現在六五%だが、九六年12月までに七五%に引き上げた。
ロイヤルホストは九四年から値下げを繰り返した。
九五年度の客単価は一〇七〇円と、他のファミリーレストランと同水準になった。
今後は総売上高の六〇%をロイヤルホストで確保しながら、多様な業態を展開する方針だ。
九五年末から「BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)=業務改革」という社内運動を立ち上げた。
三年計画で五〇億円かけ情報システムを構築、間接部門一九〇人を削減。
店舗の人員配置を厚くし、接客サービスを強化する。
稲田社長が標榜するのは、「おいしい料理、気持ちのよい店内、優れた接客サービス」のすべてがそろったレストラン。
「価格と味だけというのは物販の思想」と低価格チェーンとはひと味違う、サービス重視の姿勢を鮮明に打ち出す。