ホタルが姿を消す現象(残留農薬検査)

人工密集地からホタルが姿を消す現象が、江戸時代にも記録されている。

しかし、全国各地でホタルの群生をみられなくなったのは、人口増加や都市化の進行だけが原因ではない。

昭和時代以降についていえば、戦後、河川や湖沼など水系の汚染が進んだことが、かなり大きな要因と言えるだろう。

田んぼや畑にかつてまかれた農薬もその一つだったし、油や洗剤などさまざまな物質が混じった生活排水も犯人の一人だ。

公害問題が騒がれ、規制が強化される前は、工場などからの排水もそうだった。

もともと、日本列島は、大小の河川に恵まれ、水系は豊かに発達している。

しかし、河川の幅が狭く、長さも短いから、大陸の大きな河川や湖などと比べて、ある物質が水系に流れ込んだ場合に、それを希釈し浄化する能力が低い。



残留農薬検査

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このページは、-が2018年1月 5日 14:43に書いたブログ記事です。

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