これまでの行政の姿を見れば、「ほんまかいな?」と思わず疑ってしまう政策評価の目的だが、まあ、とりあえずは試行してもらうしかない。
この目的を達成するためには、政策評価の結果を国民に広く知らせることにより、政策の目標と具体的な内容と、その成果までも明らかにして、行政の透明性を高める必要がある。
それには単に政策決定の結果を知らせるだけでなく、政策の企画の段階、実施の段階、評価の段階と、各段階で国民にその内容を知らせ、政策の絶え間ない見直しや、改善を行う必要がある。
そして、ここからが肝心なのだが、農水省も、政策が単に目標達成のためだけでなく、その政策がどのような成果をもたらしているかという観点から政策運営する必要があると考えている。