2018年6月アーカイブ

発ガンの判断(残留農薬検査)

農薬とは無関係に自然発生的ともいうべき発ガンがある。

これを農薬(専門用語で被験物質と言うのだが)を投与していたグループの発ガン率とを区別するのがむずかしい場合もある。

もうちょっとわかりやすく説明しよう。

たとえば、試験群のラットが、全部、6ヵ月以内に発ガンして8ヵ月で死んだら、これは誰でも「クロ」と断定できる。

「これは発ガン性が高い」ということになる。

ところが、試験群で3匹、対照群で2匹が発ガンした、というような場合は、ちょっと素人では判断がつきかねる。

そういう場合は、発病の部位や、できた腫瘍のタイプなども細かく分析するのだが、専門家にとっても高度な知識、技術と経験を必要とする。


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