2018年9月アーカイブ

「適期防除。これが大事です。一番いい時に防除することが、結局は回数も量も減らせることになるんですから」

農薬が作物に残留することを心配する消費者が増えている。

果物や野菜は必ず洗って食べるという人も多い。

しかし、お茶を洗って入れる人はいない。

だから、茶農家も、農薬の使い方には、厳格なルールを作り、細心の注意を払っている。

掛川のお茶から、残留農薬が検出されたことはない。

「万が一にでも、一度そんなことになったら、産地としては致命的な打撃になる。これからもないでしょう」掛川農協の職員も自信をもって笑った。



千葉県の1987年の農業粗生産高は4,357億円で、北海道、茨城県に次いで第3位の農業県である。

なかでも野菜は、15,363億円で、全国の8.2%を占め、日本一を誇っており、首都圏はもとより、全国への生鮮野菜の供給基地として重要な役割を果たしている。

野菜の消費は、食生活の多様化、洋風化や健康志向の高まりなどを反映し、その消費構造に変化がみられているが、総量としてはほぼ横ばいで推移している。

このため、野菜の需給緩和基調が定着し、産地間競争の激化もみられている。

千葉県の東部に位置する山武地域は、九十九里平野と両総台地の一部から成り立っている。

この地域は、地形と地質の関係で、貯水能力が乏しく、農業生産は極めて不安定だったが、昭和40年の両総用排水事業の完成で、山武地域の農業は急速な発展を遂げた。



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