日本ではそれまで検疫の際に使われるくん蒸剤と防カビ剤を除いて、作物の収穫後に農薬が使われることはなかったからです。
その防カビ剤も、かんきつ類を輸出するためにアメリカが日本に食品添加剤として認めることを強要したいきさつがあります。
一時期、ポストハーベスト農薬の使用はひどい状況でしたが、世論の影響もあり使用は控えめになりました。
しかし、現在でもジャガイモや小麦からクロルプロファムやマラチオンの検出があり油断できません。
また、クロルピリホスなどが高濃度で検出される背景には、ポストハーベスト処理にきわめて近い使い方がされている事実があると疑われます。